【母子巴里旅5日目その4】モンマルトル・トイレ物語
2013年 09月 02日この日のメニュー
●お笑いいっぱい中世美術館
●キレイなパレロワイヤル
●時がとまったパッサージュ
●絢爛!オペラ座
●巴里なモンマルトル⇒ココ!
オペラ座を出て、モンマルトルへ向かう。
この旅の中で一回くらいはメトロに乗ってもいいかなあ(←えらそうに!)と思い、地下にもぐった。
すると「スリが多いから気を付けましょう」と日本語アナウンスが。
特別放送するほど、日本人は狙われているのか!
ビビッて、バッグをギュッと抱きかかえると、
まるお「ママ!スリだって!!」と興奮気味。
ホームに向かって穴倉のような通路を進みながら、まるおはすれ違う人の顔をガン見!
疑っている……「巴里人」(とまるおは呼んでいた)皆が犯人に見えるらしい。
電車の中では窓から暗い線路をずっと眺めていた。あっという間にABESSに到着。
ものすごく長いらせん状の階段には壁画があったはずなのに、
落書きで、ますますカラフルに。遠くから見るとキレイに見えなくもない?
駅を出て、向かったのは「アムールの壁」。
各国の言葉で「愛」の文字が書かれたタイル張りの壁だ。
壁を前にした途端「愛しています」の文字が、浮き出るように、目に飛び込む。
各国の人々にも自国の文字が同じように見えるのだろうか。
まあ、日本語はひらがなというオンリーワンな文字があるし、何せ縦書きだから……
この広場には地元民っぽい人がたくさんいて、
まるおと同じくらいの小さな子どもたちがキャーキャー楽しそうに遊んでいた。
人の流れに乗って、サクレクール寺院へ向かう。
まるおの「お●っこ」宣言で、急きょトイレ探し。
あまり入りたくなかったが、公衆トイレに人が並んでいたので、我々も並ぶ。
なんかものすごく時間かかるんですけど。。
まず前の人が入る(ランプが赤)⇒出る⇒いったん扉が閉まる(色忘れ)⇒トイレが勝手に清掃
⇒ランプが緑になる⇒次の人が入れる
という流れのようだ。
まるおが我慢できないのでは!とヒヤヒヤしたが、なんとか間に合った。
モンマルトルは大好きな街なので、街歩きを楽しみたかったのだが
モンマルトルを一周するミニトレイン(プチトラン)があると知り、乗り物好きなまるおのために
(ほんのちょっと母の好奇心を満たすために)乗ることにする。
停留所に並んでいるのは、我々のみ。。。時間の表示がよくわからなかったので
テアトル広場の見物をしながらひたすら待つ。
そしたら、こーんな素敵なふたり組が演奏を始めた!
まるおはこのおじいちゃんおばあちゃん(ぴーちゃん)たちが
すごく気になるみたいで、ずっと近くで演奏に耳を傾けていた。
(合い間にチップはおじちゃんのヴァイオリンケースにチャリン♪)
そんなこんなでプチトラン登場。
勇んで乗り込むも、我々以外に誰も乗らない。
運転手のおじさんがお金を回収にくるのだが、
大人6ユーロ、子ども3.5ユーロのはずなのに、10ユーロ渡してもおつりなし!
えーーー、勝手にチップ取っちゃった?
まあいいや、フランスでこんなちっちゃなことは気にしてたらきりがない。
出発時間までまだあるので、まるおとしばし、ぴーちゃんたちの演奏を聴いていた。
まるお「あのおじいちゃんたち、ちゃんとご飯食べてるのかな…」
ちょっと余計なお世話的なコメントだが、
本人はすごく彼らを心配していて、この日は寝るまでぴーちゃんたちのことを気にしていた(汗)
出発の前に欧米人の老夫婦とアジア人っぽい親子が乗車。
来る途中で見かけたプチトランは満席だったのに…。
我々は最前席を陣取っているのだが、後ろの夫婦が
「ジャポネがなんちゃら」って噂しているのが気になった。
なんて言われてたのだろう…。
乗り物に乗るとまるおはかなりご機嫌に。貴重な笑顔を見せた。
石畳の坂道、古い建物、絵描きと観光客がざわめく広場、たくさんの絵が飾る店先、レトロなカフェ。
モンマルトルは、古き良き巴里って感じの場所。
次はこのあたりに宿を取って、朝夕の散歩を楽しみたいなと思う。
(治安とかちょっと怖いけど)
▼車窓から1:モンマルトルは観光客とセットでモンマルトルって感じ。
いかにも観光地ってけっこう好き。
▼車窓から2:サクレクールとカルーセル。
少し遠くから見たサクレクールは手描きの建物みたいでシルエットがかわいい
▼車窓から3:ムーランルージュ♪
▼テアトル広場の画家と観光客を見ながらぶらり
▼急こう配の坂道も魅力的
▼まるお道端でおやつタイム
プチトランは途中から我々の貸し切りになってしまった。
停留所で下りて、ぶらぶらモンマルトル歩きをしようと思ったら、まるおご機嫌急下降。
甘いもので一休みと思い、クレープ(シュガーバターとチョコクリーム)をおやつに。
今日はいろいろ回ったので、疲れちゃったかなと反省し、
サクレクール寺院脇の公園でちょっと遊ばせて、
サクレクール寺院の中を詣でて、帰ることにする。
▼近くで見ると威風堂々
▼巴里を一望
▼登りはフニクラーレ、帰りは階段。2010年、パパ伯爵はここですっ転んだ
すんなりアベスからメトロで帰ればいいものを、
バスで直通で帰ろうとして、道を下って行ったら、
モンマルトルの大人の繁華街が並ぶ大通りに来てしまった…。
怪しげなお店が立ち並び、歩道にはフランス版ヤンキーみたいな人がいっぱい。
とにかく、バス停か地下鉄を探そうと足早に通り過ぎようとするが、
まるお「お●っこ」
えーーー、こんなとこで入るお店なんてないし!
と思ったら公衆トイレ。
やばいよ~、こんな治安の悪そうなところのトイレなんて何があるかわからない!
でもその辺でおもらししたら帰るに帰れないし、と公衆トイレに並ぶ。
前に並んでいるのは、ドレッドヘアのこわもて兄さん。
なかなか終わらないので、「もしや、この中でク●リ?」とか
非常に恐ろしい考えに至ってしまった。
お兄さん出てきた。どうしよう、何か残骸とか匂いとかあったらとビビっていたら
お兄さん「緑のランプが付いたから、入って大丈夫だよ」と教えてくれた。
あまりに焦っていて、「メルシィ」が言えなかった。
疑ってしまって、ごめんなさい、お兄さん!
無事、まるおがトイレを終え、
バス停も見つけ帰途につく。
サンジェルマンデプレ教会が見えたら、家に帰ってきたみたいな安堵感(大げさ)。
モノプリで買い物して、ホテルへ。
まるおの夜ご飯は、「ごーばすたーカレー」。
ビールがうまかった~。プハーッ
by x7nanax
| 2013-09-02 09:16
| 12.5月子連れパリの旅
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