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時間的にも金銭的にも環境的にも


そうちょくちょく旅にでられるものではありません(よね?)


でも、模擬旅行、妄想トリップはいくらでもやろうと思えば可能。


ガイドやナビ本もいいですが、


妄想が広がる、エッセイちっくな紀行本や旅行記が好きです。


知られざるイタリアへ―終わりなき旅路イタリア編

ロバート・ハリス / 東京書籍



  旅で出会った人との会話から見える人生模様
  観光地化されていない土地を気ままに散策し、空想に遊ぶ
  どこか夢物語を見ているような、旅のエッセイ


 
 南イタリアからトスカーナまで

 2週間かけてきままにドライブ旅行するロバート・ハリスさんと、写真家のHABUさん。

 巡る街は、

 映画好きの著者らしい「ニューシネマパラダイス」や「ゴットファザー」が

 撮影された場所や

 アルベロベッロやシエナ、フィレンツェなど以外は

 ほとんど聞いたこともないような小さなところ。

 でもそれぞれの街で必ず誰かと出会って、友達(ときに親友)になり、

 彼らとのディープな会話をし、倒れるほど飲んでご機嫌になったりする。

 観光地化されていない土地の、シックな街並みや美しい風景を堪能し、

 名物料理も楽しんで、ちょっと変わったホテルにも宿泊。


 
  「大事なのはファミリア」と語る宿の主人、

 目標を持って頑張る現地の日本人。

 自分と境遇の違う人との会話を通じて、人生を考える。


 また、名もない通りや朽ちた古城を散策し、

 過去や未来に思いを馳せ、

 理想像である「スナフキン」の姿を追い求める。 


  人生は旅、旅は人生

 という言葉はよく聞くが、

 観て、食べて、買って、飲んで、遊んでる間に

 誰もが、何かに思いを馳せ、どこかでちょっぴり人生を考えたりしてるような気がします。


 それが、とっても違和感なく表現されていて、

 読後はひとつの物語を読んだような印象でした。


 旅の内容もさりげなくて、かたひじはらずに、読めてよかった。


 いつしか、こんなディープな旅がしたいわ。



 
 

 
by x7nanax | 2009-05-20 01:25 | 夫人の本棚 | Trackback | Comments(0)