【2日目(12/23)その6】

ポンテヴェッキオを通り抜け、
ドゥオモ目指して
Via Por Santa Maria、Calimara通りを
まっすぐ進むと
路上アートに出くわした。

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完成しても翌日には消されてしまうという
はかない芸術。
クリスマスが近いからサンタさん。
ちょっとアメリカンな感じが
せっかくのフィレンツェのいる感じと
あまり繋がらないけど、
街にアートが息づいているのを見ると
なんだかうれしくなる。

「すごーい!」ふたりして声を上げる。
まるおも今まさに目の前で描かれるアートを
いきいきとした表情で見ています
(「サンタさん、俺に、妖怪ウォッチの
3DSのカセットください」
すかさず、お祈りしていたという噂もある・汗)

思わずふたりで1ユーロコインだけ、
ボックスに入れて
心の中でアーティストさんに
「がんばってね」とつぶやいた。

さらに進むと、左手にはレプブリッカ広場。
ここは何度もネットで目にしていたので
お馴染みの回転木馬を見て、
ミーハー心がうずいた。
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回転木馬には明かりがともり、キラキラ回ってる。
ジャズの生演奏をしているバンドの人や
シャボン玉おじさんの周りを、
子どもたちがシャボン玉追いかけて走り回っている。

もちろん、でっかいお子様・まるおも参加。
最近かっこつけるようになったけど
やっぱり子どもだ……。どうしようもないくらいはしゃいでいる…
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ジャズ風にアレンジされたクリスマスソングの演奏や
このざわめき、雰囲気を記録しておきたくて
動画も撮ったのだけれど、
まるおがカメラの前に立ちはだかって
マジックしてるところをアピールしようと
うるさくて、台無しに……でもそれも、いい思い出(涙


広場を堪能して、
さあ、暗くなる前にドゥオモにご対面しておこう!

通りを進むと、
洗礼堂らしきものが見え(残念ながら修復中)、

おおおおお!

でーん

っと見えたのは
噂のジョットの鐘楼だ。

そして、クーポラも見えた!
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わー、
ドゥオモ!

おおーきーいー!
けど、優雅で繊細。

見る角度によって、いろんな印象を与えてくれる。
ファサードもクーポラも。
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深緑と薄桃色、そして白の大理石の色合いが
なんとも上品で、
まさに優美なフィレンツェという街を
体現しているような姿!
(ボッティチェルリの絵みたいだ)

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まるおは、ごそごそとバッグから
マイカメラを取りだして、必死で撮影。
カメラを向けると調子こいた顔してピース。
何を撮っているかというと…


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ドゥオモのファサード前に置かれたプレゼビオ。
キリスト誕生の瞬間を再現したもののようです。
これはドゥオモに限らずあらゆる教会で見られました。
これを見比べるのもなかなか面白かった。

まだ、飼い葉桶の中にはあかちゃんイエス様はおりませんが、
25日の誕生日に登場するそう。
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さて、あらゆる角度からドゥオモを見ましょう。
建物は十字架の形なんですね、教会って。
昔何かで読んで知っていたけれど、
こうして見て実感するのが面白い。

全長138m、幅38m。
巨大な全体像をおさめるのはなかなか難しい。

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再びドゥオモ前の広場にて。
大きなクリスマスツリーの
オーナメントは赤いゆり。フィレンツェの象徴だ。
おとなっぽくてクラシカルで、シンプルで素敵。

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空がどんどん暗くなってきて
紫色の空と、ドゥオモのコントラストがなんだか幻想的。


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ふるーい建物の窓にも明かりがともる。

どんなお宅?お店?オフィス?

絵が飾られた室内の様子も気になってしまう…

違う時代の人でもいるのではないか…と妄想するのも楽しい。

壁には紋章がある。

小さな窓は時代の古い物かな?(by塩野先生)

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ここは、ドゥオモ広場に面した『ピガッロのロッジア』。
フィレンツェの建物の中で
私が最もひかれた建物です。

なんだか頼りないように思えるほどの
繊細な印象と
古びた感じがとても素敵で
そこからこぼれる光が、
ここだけ異空間といった感じにしていました。

アルベルト・アルノルディによって
1352年から58年に建てられたそうで、
元来、捨て子や迷い子のための施設だったそう!
前世の話 を思わず思い出してしまった……)

現在はよくわかりませんが
当時のフィレンツェの様子がわかる絵が
保存されていると
手元の古いガイドブックには書かれています…

建物には、たしか
「インフォメーション」と表示があり
地球の歩き方にも
「i」マークがついていました。

思い切って訪ねてみれば良かった!!
そして、もっともっと
じっくりとこの建物を観察すればよかった!

読んでいただき、ありがとうございます!

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# by x7nanax | 2015-03-12 22:51 | 14.12伊トスカーナ母子旅 | Trackback | Comments(2)

【2日目(12/23)その5】

満腹満足状態で
ランチをしたレストランを
出た我々。

そこからすぐのサンタトリニタ橋を渡り、
一度お部屋に戻ります。
(あらゆるところに徒歩圏でありがたい!)

この橋もとても美しい!
翌日、この橋にまつわるエピソードを伺い、
ちょっと感動。
フィレンツェの人の街への執念ともいえる誇りや思い、素敵。
(そのお話はまた今度)

まるおも、ここからのポンテヴェッキオの眺めにうっとり(してるかどーかはわからない)。
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▲私はこの黄色やオレンジの色と茶色い川の組み合わせは嫌いじゃないが、
まるおはセーヌ川を見たときと同じく「川の水、汚いね」とひと言。

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▲清き川とキレイな街並みってのも引かれるけれど、
どちらかというと、「混沌」という言葉が似合うイタリアの街は、
それだけ歴史と人の手垢を感じて、何と言うか、厚みがある気がする

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フィレンツェの街の街頭の足元が
ライオンさんです。

かつてのフィレンツェ共和国のシンボルだったのがライオンだとか。
(ゆりの花の紋章も有名。
紋章ってひびき好き。そして紋章そのものも好き)

ミケランジェロ広場ちかくの街灯も同じものでした。
格調の高さとちょっぴりユーモアも感じさせるモチーフ。
(じゃっかん、う●こ座り、ヤンキー座りに見えなくもないし)

サンタトリニタ橋からヴェッキオを見ていたら
きちんとわたってみたくなりました。
(朝は競歩で素通りしたから)

橋にへばりついているように見える
建物は宝石屋さん。
二階は何になってるのかな。
誰か住んでる?小人とか(むりやり童心)。

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ウフィッツィの方へと続くヴァザーリの回廊も
じっくり見たりする。

まるおも感激(してるふり)↓
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▲最近、髭が似合ってしまう体型になっていて、母ともどもお悩み中。
運動量はすさまじいハズなのだけど…ナゼ


ところで、帰国後に図書館で
とっても素敵なガイドブックを発見したのです。
また改めてご紹介したいのですが、
子どもが図鑑を眺めるみたいに
好奇心を刺激してくれる
こちらの本。

フィレンツェ (旅する21世紀ブック―望遠郷)

ガリマール社(編集),同朋舎出版(編集)/同朋舎出版

絶版らしくて、中古本を買っちゃいました~

その中で、蛇腹のページにて
ポンテヴェッキオと
その上を通り、ピッティ宮殿からウフィッツィ宮殿へと続く
ヴァザーリの回廊の見取り図・分解図がありました。
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ヴァザーリの回廊については、
以前BSの番組「ミステリアス・ウフィツィ~ルネサンス美術の光と闇」
も拝見しましたが、
なかなか面白かった。
(佐藤江梨子さんと作家の島田雅彦さんが
ウフィッツィとヴァザーリの回廊を二人占めして
美術の大家にバックストーリーを絡めながら
案内してもらうという番組。うらやましすぎ)


サヴォナローラの支配、メディチ家追放を経て、
フィレンツェが共和国から大公国となった時代。

メディチ家の偉い人支配者コジモ一世が
自らの身を守るために作った自邸から仕事場までを繋ぐ回廊は

権力保持のために作らせた芸術の数々と共に、
どっちかというと
富と権力の象徴的なイメージだったけれど、

かつてボッティチェルリがロレンツォの庇護の下活躍したような
人間らしさや自由なムードに満ち溢れた
華やかなりしルネッサンス全盛の時とはまた違う

権力者の疑心暗鬼とフィレンツェの落日を
象徴するようなものなのだなーと、
少ししみじみする。

ああ、栄枯必衰。諸行無常。

ヴァザーリの回廊もツアーなどで
見学できるようなので
次回訪れた時はぜひとも中に入ってみたい!
(肖像画コレクションにも興味津々)

いったん、お宿に向かいまして
休憩とお手洗いを済ませる前に、
ひろーいピッティ宮殿前の広場で
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まるおラン。
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放たれた犬のように、
広場を走り回るまるお。
最高にご機嫌です。

ときおり、独り芝居して
架空の敵と戦っています(何歳まで続くんだべ?)

そして、広場に「どっこらしょ」と
座って、ガイドブックで情報を確認しつつ
時折、周りを眺めて
イタリアにいることを噛みしめる自分。
(しかし、寒いっす)

母の寒さ耐久レースに限界が来たので
10分でおいとま。

あったかいお部屋でトイレを済ませ、
すこーしごろごろして、
もっとまったりしたがるまるおを
引きずりながら、
目指すはドゥオモへ。
この街の主にご挨拶に参りましょう!

再び、ポンテヴェッキオを通ります。
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▲「もっとお部屋でごろごろするか、ピッティ広場でダッシュしたかった!」
まるお、美しいヴェッキオ橋のど真ん中で、憤慨中

ほらほら、まる氏、この先にドゥオモさんが見えるよ!

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▲観光客とそれを目当てに集まる絵画売り(地べたにおきっぱ)、そして
やたらめったら見かけた自撮り棒売り、ときどき物乞いさんでひしめく橋の上。
きっとこれは、いつの時代も変わらない光景ではなかろうか

ちらほらと橋の上の宝石店の明かりがともり、
街のクリスマスイルミネーションもキラキラまたたいて
すてきな夕刻の時間の始まりです。
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読んでいただきありがとうございますemoticon-0157-sun.gif

# by x7nanax | 2015-03-08 22:54 | 14.12伊トスカーナ母子旅 | Trackback | Comments(0)