カテゴリ:映画、アート、テレビ( 4 )

だいたい、話題作とか流行りものには
のらない(のれない)人間でして、
かなり話題になったらしい、この映画も知ってはいたものの観てませんでした。

とある動画を探して、YOUTUBEをウロウロしていたところ、
下記を見つけました。


http://www.youtube.com/watch?v=2y8ZnrNd7uE
(うまく貼り付けられてるかな…。↑上記がURLです)

映画の中のシーンに、
聞いたことのないAve MariaがBGMとして流れています。

『Ave Maria Olga Szyrowa』 

この曲は何かの映画の劇中歌らしいです。

慈愛に満ちた素晴らしい曲とは
相反するような壮絶な映像が流れます。

ある男が囚われ、拷問され、最後はむごい形で処刑されます。
それを、野次を飛ばす民衆の中に交じって、彼の母が見守ります。
取り乱すことなく、静かに涙を流しながら。
私は、つ、強いな…、直視できないような状況なのに。と
思っていました。
途中、息子が、傷つきまくり、弱った体で
自分が磔刑される十字架を背負い、歩きながら、
その重さに耐えきれず転んでしまいます。
すると彼女は、思わず息子のそばに駆け寄ります。
彼女の脳裏にあったのは、かつて、幼子だった息子が転んだ時のことでした。
その時と同じように彼女は、駆け寄り、息子を抱き寄せます。
この瞬間、……もう、大号泣です。嗚咽が止まりません。
5回6回と繰り返し見て、
何度も大泣き。お風呂に入って思い出して、また号泣しました。

どうやらこれはイエス・キリストの受難を
見届ける聖母マリアの様子のようでした。
調べたら、メルギブソンが監督した「パッション」という映画。
(映画の存在は知っていました)
どなたかが編集したものらしく。
曲と映像がぴたりと合っていて、
素晴らしかったです。
なんというか、痛々しくて、悲しいことなのに、
愛にあふれていて、悲しみや怒りを超えて
感動に包まれました。

映画そのものも気になって
すぐにDVDをレンタルしました。
イエス・キリストも聖母マリアも
人間を超越したような存在であるように思っておりましたが、
痛みも悲しみも願いも、間近に感じられて
キリスト教の教えと言うものはこういうものなのか…というのを
体感したような気持ちです。

パッション [DVD]

ジム・カヴィーゼル,モニカ・ベルッチ,マヤ・モルゲンステルン/東宝

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公開当時、映画を見た人があまりの
壮絶な内容に心臓麻痺で亡くなったり、
ローマ法王が「全て真実」というコメントを出したり、
ユダヤ系の団体から抗議があったり、
恋人を殺害した犯人が改心して自主したり、
さまざまな話題性があったそうです。
敬虔なカトリック信者である
メルギブソンが自身の私財を投入し、
凝りに凝って作り上げた映画。
セリフも描写も聖書に忠実に、
言葉も英語ではなく、
イエスが当時使っていた言葉で撮影されてます。

イエス役はジム・カヴィーセル。
私には彼はイエス・キリストそのものでした。
彼の中に降臨していたのではないかと思うほど。
CGで加工されていたそうですが
血だらけの晴れ上がった顔の中でひときわ印象的な
琥珀のような眼の色と、温かみのある声。
拷問の合間に母を見た彼の悲しい顔。
荒野で人々に愛を説く優しい顔。
映画を見てから、それが頭からずっと離れません。

とにかく感想がいっぱいありすぎて
まとまらないのですが、
いろんな感情の行き場を見つけたくて、
遠藤周作の「イエスの生涯」を読み始めました。
(遠藤周作もカトリック信者だそうですね)

イエスの生涯 (新潮文庫)

遠藤 周作/新潮社

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まだ読み始めですが、
イエスの教えは
戒律とか罰するとか、父的な神への信仰ではなく、
「やさしさ」「愛」を説くものだと
いったようなことが書かれていたのに非常に納得。
簡単に使われがちな言葉ですが、
この映画から感じた崇高なものの正体は
それかもしれないなと思いました。
(ただ、遠藤周作の見解は
異端的なものとして批判もあると
何かで読みました)







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by x7nanax | 2013-11-10 01:07 | 映画、アート、テレビ | Trackback | Comments(0)

NHKのオンデマンドで「あまちゃん」見ながら書いております。
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年内にはなんとか久慈に行くぞー!と決めました。

うに丼食べるぞ!琥珀買うぞ!北鉄乗るぞ!(まめぶ食べるぞ)

ああ、完全にあまロスしている自分。


東北のいなか育ちとして、
「あまちゃん」は、耳に心地よいドラマでもありました。

大震災の時、
テレビから流れる被災者の方の言葉が、
自分のなまりと同じで、

同じ言葉をしゃべる人たちが
こんなことになってしまったと、
涙があふれました。
このときは、本当に悲しくて
居てもたってもいられなくなりました。

正直、いなかの人間関係が大嫌いで
地元での学生時代にはあまりよい思い出もなく、
今ではほぼ標準語でしゃべっている自分です。

共感したクドカン(同郷)のインタビュー

そんな自分が、地元の方言にこんなに反応していることが
とても意外でありました。

言葉と言うのはスゴイな。
その時思ったことを
「あまちゃん」でも感じております。

あの時は悲しみで、でしたが、
今は笑いで感じております。

「あまちゃん」が
ブームになって
方言をかっこいいというアキちゃんがいて
出演者みんながとんでもなくなまっていて
(実際は若者はあんななまってないが)
訛りがなんだか
自分にとっても、かっけーものに感じてしまう(笑)

もしかしたら、若者が
「方言、かっけー!」ってなって
再び浸透しないかなと思ってます。

というのも、この前、
地元の花火大会に行ったら
近くを歩いていた中学生が全然なまってなくて
とってもショックだったから!
ちょっと都市になると、本当になまってる若者なんて
みたことない。

やばい!東北弁の危機!!

そういううちのまるおも、今標準語。
うちの地元に遠征させて、
ちょっと、沁みこませたいな。
というか、自分もふつうに使えばいいんだよな


あまちゃんの北三陸編の出演者には
東北出身者が多くて
ネイティブなベテラン訛りっぷりが
非常に気持ちいい!

弥生役の渡辺えりさん(山形)⇒さすがの安定感
弥生の夫役の菅原大吉さん(宮城)⇒この人は特になまり具合がスゴイリアル
かつえ役の木野花さん(青森)⇒この人もさすがの安定感
観光協会の菅原役の吹越さん(青森)⇒この人もスゴイ
花巻さん役の伊勢さん(岩手)
いっそん役の皆川猿時さん(福島)
下のおふたりは、演技や扮装が凄すぎて
なまりに注目する以前でした


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▲弥生さん、かわいすぎ
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▲リアス、大好き
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▲観光協会の菅原さん
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▲このシーン、最高
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▲イッソン……「今度はナンナノヨー!」

東北弁の鼻濁音は、マネしようと思ってもなかなかできないので、
ネイティブかどうかすぐわかりますが、

雰囲気でなまりを醸し出してるのが
吉田副駅長役の荒川良々さん
漁協の会長役のでんでんさん
そして、やはり
夏ばっぱ役の宮本信子さん
(この人は、雰囲気でなく「技」という感じがしますね)



何を言いたいかわからない内容になりました。
すみません!!

とりあえず、
地元愛が少し芽生えたのかしら、自分。

ということで、「あまちゃん」の全てに感謝!!

お陰で夫婦の会話も増えました(笑)

久慈いぐど!!
三陸道をずーっと登ってな!


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by x7nanax | 2013-09-29 23:34 | 映画、アート、テレビ | Trackback | Comments(2)

先日PARCOの催し
『寺山修司と天井桟敷◎ポスター展」へ
行って参りました。
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舞台好きなので、寺山修司作品は
「青ひげ公の城(三上博主演)」「毛皮のマリー(美輪明宏主演)」を
観ております。



顔を覆った手の指の隙間から見たくなるような
「見世物小屋」のえぐさ、


芝居芝居した、作りものの中に見えるリアル…


恐ろしくも切い~。



とにかく呑み込まれそう!って感じで
観終わった後は、脳みそグルグル渦巻きを描くイメージです。


ポスターも、見事にその感じを表現してますね。

お気に入りは宇野亜喜良
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そして横尾忠則
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(このポスター(はがきですが)はなんと宝塚053.gif
 上月昇に那智わたる…スゲー。いけない感じがまた素敵)


ほかにもさまざまなポスターが。

白無垢花嫁に女の相撲取り。
リボンと母乳コーヒー。
天狗と美女。
象と女子高生。


グロテスクで、かわいい~
わけわかりませんが
なんかわかる感じ。不思議です。


ここでも呑まれちゃって、いっぱい購入。
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ほかにも、当時のチケットや台本、舞台の進行表
寺山修司が作っていた「天井桟敷」新聞。舞台映像などなど
興味深いものがたっぷりとあり、1時間満喫してきました。

当時のチケットやパンフレットは
形もさまざまで、活版印刷による風合いのある仕上がり。
遊び心たっぷりで、味があります。
新聞も然り。

  ちなみに新聞の広告は「キャバレー」とか、
  やはり昭和の時代を感じさせるもので、素敵でした★
   

作る喜びというヤツですね。
しっかり影響受けたいものでござます…。



「職業=寺山修司」。
気になるので、しばし追ってみます。

手始めにずっと前に買った
「寺山修司少女詩集」

寺山修司少女詩集 (角川文庫)

寺山 修司 / 角川書店


を読みなおし

新たに購入した
「書を捨てよ、街にでよう」

書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)

寺山 修司 / 角川書店


を読み始めようと思います。

あとは、青森三沢の「寺山修司記念館」ですね。。。
ふふふ
by x7nanax | 2009-06-11 23:51 | 映画、アート、テレビ | Trackback | Comments(0)

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ずーっと気になっていた、レオナール藤田(藤田嗣治)展。

彼はエコール・ド・パリ(パリ派)として、パリで活躍した洋画家。

モディリアーニやマルク・シャガールなども
エコール・ド・パリとして、活躍した有名人。
なんとなく、このあたりの時代の感じが
私の中では古き良き「パリ」のイメージ。

戦前の日本人で、パリで最も人気・成功を収めた画家として
名を知られる藤田嗣治の絵から、
これぞ「パリ」を感じたい~♪ということで、行ってまいりました。

彼は「乳白色の肌」と絶賛された裸婦や猫の絵で有名。
色合いや細い線で表現された絵のタッチもそうですが、
突き放したような表情がなんかパリ~な感じ。

でもとっつき安い、人生の後半の絵のほうが好きです。

特に彼が描いた子供たちの絵。
ほかの作品よりさらに表情がシュール。
かわいいと気持ち悪いのはざまくらいの感じが、私にはストライクです。

アーティストは作品に、ほかにはない個性を出そうと努力すると思うのですが、
小説なども含め、表現されているものを見ることの面白さは
その人が世の中や物、人をどう捉えているかを、ちょっとばかし
感じられるというところ。


さて、彼は子供がなかったというので、モデルなしで全くの想像で描いた
子供たちの絵は、彼にとっての実の「子供」。

彼が手作りした紙箱のレプリカを購入。ここにも子供の絵が描かれています。
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夫は一言「キモチワリー」。

坊は「ママ、かわいいねえ~♪」
でも、結局箱の中身を期待しての反応だったようですが…。

この箱は、晩年藤田がフランスの田舎にて過ごした時期のもののようです。
彼は、家の家具や道具、食器などを自分の絵で彩り、手作りし、
暮らしをとても大切にしていたように伺えます。

自宅の様子や彼が手作りしていた生活のアイテムたちも展示されていましたが
これがとってもかわいらしい。
猫の聖母像や、彼の自宅をモチーフにしたステンシル…etc.
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   私、美術館などのミュージアムショップが大好きで、、、
  メモ帳とか一筆がきとか、はがきとか、これを買いにきたのが目的?と
  思えるほど、かなり力を入れて探してしまいます…


芸術家にありがちな悲劇などのドラマ性とかももしかしたらあったのかもしれないし、
それはそれで面白い(不謹慎?)かもしれませんが、逆に
この晩年の生活ップリがなんだかとても心に染みいりました。

時を同じくして、公園で遊んでいる彼ら父子も
なんと美術館にて、絵画を楽しんでいた模様。
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もちろん、坊は即効飽きたそうです…
by x7nanax | 2009-06-07 23:55 | 映画、アート、テレビ | Trackback | Comments(4)