カテゴリ:夫人の本棚( 9 )

高校生の頃、

よく読んだなー、銀色夏生。

詩を読んで、書き写してた!

ああ、懐かしく、そして恥ずかしい


この人は男性なのかな?女性なのかな?

作者へ抱いた謎が、詩をより神聖なものに仕立てていた気もする。

(ネットのない、妄想膨らむ良き時代。)



久々に銀色夏生の本を購入。

別に恋をしたからではなく、

単純に、紀行エッセイだったからです。

バルセロナ・パリ母娘旅 (角川文庫)

銀色 夏生/KADOKAWA/角川書店



ヨーロッパの紀行エッセイを見つけるとついつい買ってしまう、もはやサガ。



銀色夏生は女性だった。

そして母だった。



娘さんとのふたり旅。Inバルセロナ&パリ。

ふたりが撮ったスナップも満載。

エッセイも本当に日記をのぞき見しているような感じの内容。

なんというか、とっても自然体。


写真(ほぼ半分のページを占める)も

文章も気が抜けていて、それが非常にリアル。

自動販売機での切符の買い方や

牡蠣を何個食べていくらだったとか

朝何時起床で天気がどうだったとか

お店の人がこんな感じとか

そういうことをいちいち綴る日記、私は好きです。


例えばレストラン選びやメニュー選びの小さな失敗。

娘さんとの小さな諍い。

時折、ポエム。

とくどき、反省。

切符を買ったり美術館に行ったりする中で起きる小さなつまづき。

時々、ポエム。

ときどき、反省することを反省。

銀色夏生さんは、まじめな人だなーという印象。(共感っ!)



淡々とつづられた出来事の中には

好き嫌いや「こう思った」ということを丁寧に描いていて、

さらに、生き方にさらりと思いをはせるときもあって、

旅の間の気持ちも心もくるくると追体験できるのがうれしい。



手描きのイラストも味わいとおかしさがあって

これはこれで、伝わるというか…。

自分も旅先でマネしてみようか(味だけは出そうだ)



さて、ひさびさのポエムですが。

心が固まってる今の自分には

ちょっと気恥ずかしい存在でもあります。


「悲しければ悲しいほど

人は輝くから 僕は好きだ」

は、なかなかグッときました。


ポエムは他の文章以上に

受け手ベースな感じがするなと思いました。

(どの部分でも自由に切り取って、

そのときの自分の好きなように解釈しちゃってOK!という意味で)

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by x7nanax | 2015-02-27 14:45 | 夫人の本棚 | Trackback | Comments(2)

なんだか、正太郎先生とともに旅した気分です。

テレビの鬼平犯科帳は一番好きな時代劇でしたが、
実は彼の本は読んでいなくて。

でも深いファンが多いと聞くので、
こんなすごい先生が書いた旅行記は
素晴らしいんだろうな~と
とても期待して読んだのですが、


あるシネマディクトの旅 (文春文庫)

池波 正太郎 / 文藝春秋




私にとっては

非常に面白かったですemoticon-0171-star.gif

正太郎先生の3つのフランスへの旅が描かれています。
(最初は仕事がらみで訪れたようですが、
気に入ったこの地を
忙しい仕事をなんとか調整して
プライベートでも訪れているようです)

最初
 パリ、マルセイユ、ニース、リヨン、再びパリ、ノルマンディ、バルビゾン、ヴェルサイユ
続編
 パリ、バルビゾン、ヌムール、ブルゴーニュ、プロヴァンス、アルル、ニース、マルセイユ、マドリッド、トレド、 グラナダ、レ・ゼジー、ロアンヌ、パリ
新編
 パリ、オンゼン、ロワール河沿い、ブルターニュ、ノルマンディ、パリ

「シネマディクト」とありますが、
正太郎先生、大のフランス映画好きということで
随所にフランス映画の
シーンが表現されています。

彼の目を通して
描かれるふとした出来事や風景
通りがかった人が
まるで映画の中のワンシーンみたいに
そして登場人物のように見えてきます。


印象的な内容がたくさんあって、
どれも記憶に残したく、
こんなに付箋を貼って、マーキング。
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そして
ポリシーというほどではないまでも、
旅への潔い割り切り方も興味深く、
さすが~と感心してしまいます。

どこにいてもテンポを崩さず、

フランス語ができなくても
「なんとかなるものだ」と言いながら、
買い物したり、

ロマネスク建築の白眉だというが、
どうも私は、こういうものに興味がわいてこない。
また、見てもよくわからぬ。
私はただ、のんびりと町を歩いたり、
カフェのテラスで一杯やったりして
時を過ごすのが好きだ

などと言い、
人気スポットなども平気で素通りしたりする。

一方で、歴史状の人物に
こいつは、お人よしだったに違いない」とか
さらりと思いを馳せ、

泊まったホテルの料理は
「あまり旨くない」とぶった切る。
そして
「それもまた、この質朴なホテルらしくてよかった」と
粋なことを言う。

(時折、旅した当時のフランス模様や、
味のある日本語が使われていて、
それまた楽しくて、読み心地がよい)

旅の最初も終わりも
200年前から営業しているパリの居酒屋
BOFが舞台。
表紙のおやっさんはそこの主ではないかと。
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そこのおやっさんに会うことも目的の一つだった先生の旅。

フランス人の顔は、……ことに中年以上の男たちの顔は、
いずれも個性的で、みんな役者にしたいとおもうほどだ

と町の人を観察し、
自分の過去を重ねた給仕の少年に、
日本から持ってきたカレンダーを贈る。

人に興味を持ち、
人と温かく交わっていく正太郎先生の
描く小説が、とても読みたくなりました。

ところどころ挿絵があるのですが、
なんと、これ正太郎先生が描いたようです。
味があって、特に人物の描き方が好きです。
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ちょッとシュールなところに
ヨーロッパを感じました。


読んでいただきありがとうございますemoticon-0157-sun.gif
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by x7nanax | 2013-10-11 23:19 | 夫人の本棚 | Trackback | Comments(0)

時のみぞ知る(上): クリフトン年代記 第1部 (新潮文庫)

ジェフリー アーチャー / 新潮社




最近、縁のある(もちろん読書の中で)
1900年代前半のヨーロッパ。
第二次世界大戦の足音が間近に迫る
イギリスが舞台。
ブリストルという港町です。

湾岸労働者だった父を亡くし、
同じく湾岸労働者である母方の伯父と
コーヒーショップで働く母が支える
貧しい家庭に育つ主人公の少年ハリーが
ある才能をステップに
自らの環境を変えていく
成長物語であり、
出生の秘密、古典的恋愛悲劇、
まさに小説の王道が詰め込まれている内容です。

どこかで見たことあるような物語ですが
次はどうなるんだろーと
気になって止まらず読みました。

これだけ世の中に
さまざまな本がある中で、
ひとくせ、ふたくせあるものがおもしろいと思ってしまいがちですが、
王道作品の気持ちよさというのを味わった気がします。

主人公ハリーは
本人の努力や人間性、聡明さで
チャンスをものにしていくのですが
彼の知らないところで
実はさまざまな人が彼を支えているという背景があります。

そのメインともなる、廃棄された客車に住む老人
オールド・ジャック・ターは、
貧困を理由にいじめられて、
学校を飛び出し逃げ込んできたハリーにいいます。

「賛否両論を秤にかけなくてはならなくなったら、
秤の一方にフィッシャー(いじめっ子)を置き、
もう一方にバリントンとディーキンズ(親友)を置くことだ。
なぜなら、フィッシャーはあっという間もなく取るに足りない存在になって
消えてしまい、バリントンとディーキンズは終生の友となって残ってくれるに違いないからだ」

押しつけがましくない、叱咤激励のように
彼はこの物語の最後まで
さりげなく、力強くハリーを支えます。

ハリーの母や教師たち、そして友人、
とにかく善意や愛情がたっぷり溢れていて、
清々しいです。
自分の善の部分が反応しているのかしら。
(我が稀少なる善パーツッ!
ブラックモードになると
怪談とか見まくってしまいます。)

そしてハリー自身も清々しい。
頭がいいというよりも
人間として賢いというか。


ただしかし
この物語、思いっきり
「次へ続く」感じで終わっております。

サブタイトルに
『クリフトン年代記第一部』とありますから
少なくとも第三部くらいにはなりそうな予感。

次のが出るのって、遠い未来だよね~
やなパターンだな
と思っていたら、
第二部が本屋に平置きされてましたので
買っちゃいましたー!

死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部 (新潮文庫)

ジェフリー アーチャー / 新潮社



このまま王道で行くのか、
裏切られるのか、
どうか飽きさせないで
引っ張っていってもらいたいです~

しかし
王道の感想って難しい。
(率直に言うと、
面白く、気持ちよく読んだ。
でも、感銘を受けるほどではなかった。
以上emoticon-0100-smile.gif

*****
9月中に読んだのはこの本が最後。
小説やら、紀行&教養本やら、
忙しいといいながら、けっこう読みましたね。
(だいたいお風呂か移動中)

改めて
「9月の旅する本」と題してますが、
自分にとって、本は脳内トリップで、
行きたい時代、行きたい場所のものを
手に取ることが多いです。

10月は仕事の年末進行が始まって
バタバタしておりまして、、、
あまり読めなそうだな。
いっぱい読みたいのがあるのにな。




読んでいただきありがとうございますemoticon-0157-sun.gif
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by x7nanax | 2013-10-08 21:34 | 夫人の本棚 | Trackback | Comments(2)

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ひと様の旅行記を読むのが
ものすごーく大好きです。

最近は個人の方のホームページやら
ブログやら
そういう情報がたんまりとあって
うれしい限りです。

贅沢なことに、たくさんあるので
自分の好みのものがわかってきました。

私がこの旅行記好きだなー
と思うのは、
思いっきり主観とかその人なりの感じ方や物の見方が
しっかり書かれているものだとわかりました。
(えらそーだな、おれ)

その文章から、その人が感じた高揚感とか
幸福感とか、絶望感とか不安感とかを感じさせたり、
なるほどなー、そういう見方があるんだなあという
気づきを与えてくれるものは、めちゃめちゃな文章でも
やはり面白いです!

そういう意味で言うと、
ヨーロッパ鉄道旅ってクセになる!

こんなことを言っては恐縮ですが、
なんだか、どこかで読んだことのあるような
見覚えのあるような内容が多いような気がして、
あまり気持ちが盛り上がらなかったです。
すみません。
文体とかの影響もあるのかな…。
作家さんが旅慣れすぎているのかな…。
ちょっぴり残念でした。
(そういう自分の感想も、
分析できてなくてなんかザンネンですが……

この著者は奥様と新婚旅行で世界一周して(それが初海外だったそう)
「週末海外」などの旅ライター?旅作家?をされているそうです。

な、なんてうらやましい!!

アジアなどの旅が多いようなのですが、
歯医者で目にしたヨーロッパの鉄道旅の映像を見て
今回のこの旅を思い立ったようで、
電車で南仏、イタリア、スイス、リヒテンシュタイン、オランダ、ベルギー、イギリス、アイルランドを
ぐるりと回っておられます。

本の帯には
“鉄道に乗ること自体 すでに極上の旅”
と書かれております。
(思い立ったところで、降りて小さな街に滞在したり
目的地までの電車が動いていないというアクシデントにあったり
小さなドラマもあったりします。
が、けっこう、最近そういう旅をされている旅好きな方のブログもけっこうあって
すごくおもしろかったりする。)


それがこの本のテーマなのかと思いますが、
それでいうと

あるシネマディクトの旅 (文春文庫)

池波 正太郎 / 文藝春秋


グリムありますか―メルヘン街道とその周辺 (ヨーロッパ・イラスト紀行 (1))

ひらい たかこ / 東京創元社


この辺の本から、古き良き電車での味わい深いエピソードや
ドイツの電車の素晴らしさとかが語られていて、
グッと伝わってきます。


物の捉え方でほほー
素晴らしい!と思ったのは↓

フランス日記―日々ごはん特別編

高山 なおみ / アノニマスタジオ


イタリア古寺巡礼 (岩波文庫)

和辻 哲郎 / 岩波書店


和辻さんのような観察眼があったら、旅は数十倍楽しいだろうな。
高山さんのようなしなやかな心があったら、人生数倍カラフルだろうな。
などと思わされます。

↓等身大ですが、初心者の気持ちとノウハウのツボを押さえたこちら

ひとりパリ行き―いいことたくさんの旅ノート

オオトウゲ マサミ / 大和書房


↓旅はテーマを持って歩きたいと思ったこちら

フィレンツェ2泊3日ルネサンスな街歩き

結城 昌子 / 東京書籍




ちょっと旅行記とは違いますが、

ヴェネツィアの宿 (文春文庫)

須賀 敦子 / 文藝春秋


須賀さんのエッセイは、大切に大切に読みたいと思わせる素晴らしい本だと思いますです。

自分の前世探しの旅に出るノンフィクションです。

デジデリオラビリンス―1464・フィレンツェの遺言

森下 典子 / 集英社




最後に賛否両論だけど、個人的にはとても好きだった

ベイビーパッカーでいこう!―赤ん坊とザック担いでスペインの旅

おぐに あやこ / 日本評論社




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by x7nanax | 2013-10-04 22:31 | 夫人の本棚 | Trackback | Comments(2)

9月の旅する本3@踊る骸

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作品名踊る骸
作者名カミラ・レックバリ
評価(星4つ)
仕事を終えた夜中、
手を出してはいけないものを
思わず手にしてしまいました。

北欧ミステリー、踊る骸です。
エリカ&パトリック事件簿シリーズの
第五弾です。

このシリーズ、とても読みやすくて
文章も親しみやすく、
あらゆる描写が細かくてわかりやすい分、
毎度分厚い仕上がりで、今回も2.5㎝emoticon-0141-whew.gif


ところが、ページをめくると最後。
止まらなくなります。

スウェーデンのフィエルバッカという
田舎の港町で、
たいがい最初は
残忍極まりない
殺人事件から始まります。

そこでエリカという作家と
彼の夫の刑事パトリックが
事件を解決していくのですが、
あとがきで池上冬樹が書いているように、
テレビドラマ的な彼らの家庭模様も
同時進行します。
これが、共感だらけで楽しい。

殺人事件には、
コンプレックスやら、トラウマやら
愛憎やら、
様々な人間ドラマが絡められ、
ミステリーに深みを与えてます。

今回は、
エリカの母の遺品の中から
見つかったナチスの勲章が鍵となり
物語が進みます。
勲章を調べてほしいと依頼した
町の歴史家が、死体となって発見され、
これをきに、
エリカの母を巡る様々な謎が解明されます。

実は、シリーズを通して
エリカには、亡き母から愛されなかった
という苦しみというか悲しみが、
つきまとっています。
その答えもこの本で、わかるのです。

それは、あまりに悲しい愛の
物語なのですが、
今、自分が親となってみると
なかなか納得できない部分が大きかったです。
ただ、私はエリカの母のように
壮絶な体験をしていないから
そう思うのかも。

エリカの物語と同時に
私がとても惹かれたのは、
ネオナチ系組織(ナチスを崇拝。
純血主義的思想。移民排除したがる)
のリーダーで、
若き日は、エリカの母とも友人だった
フランス(男性)です。

極端な思想を持ち、
犯罪もいとわない彼は、
我が子とも絶縁状態、というより、
息子は記者として
父を批判し追い詰めることを
生きがいにしています。

フランス自身、
非常にえげつない父を持っていましたが、
彼は一見その父と似ているようでいて、
非なるものがあり、
それは善なのか、優しさなのか、
純粋さなのか
わからないのですが、
何か一筋を感じさせます。
イメージで言うと、ヤクザ映画の
高倉健みたいな。
ちゃんと観たことないけど。

彼と息子との間にも
ドラマがあるのですが、
私はこれに泣きました。

今回、私は、
親と子の物語としてこの本を
読みました。
非常に切なかった。

そんな中で、レギュラーメンバー、
嫌われ者でどこか滑稽な
警察所長メルバリはこの話に
救いを与えてくれました。
意外にも!

読み終えたら、案の定
夜中3時……

やっちまいました。。。
読んだあとは、誰かと感想を共有したくて、
Amazonレビューへ(笑)
意外に評価高くないなあ。

さて、最後に、
最近、集英社文庫の
海外小説シリーズお気に入りです。
キャッチフレーズは、
あなたと世界をつなぐ数百ページ
だったかな?
まさに、それを求めているんですよemoticon-0100-smile.gif

emoticon-0155-flower.gif写真は、今日の夕方の空。黄色というか金色で、
別世界のようでした。
一日雨が降ったり止んだりで、
最後の太陽がふんばったかのような
異様な気合をかんじたような気がしました。

by x7nanax | 2013-10-02 21:46 | 夫人の本棚 | Trackback | Comments(0)

今、いろいろと本を読んでいるのですが、

しおりを失くして、ページのはじっこを折って目印にしたり

カバーではさんだりしておりました。

失くさないようなしおりがほしいなーと思い、

文房具屋さんに探しに!

『SMITH』で3個のしおりを購入しました。
(今、知識本以外に3冊の文庫を併読しているので)

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・青いクリップ形はマグネットになっていて、ページを挟み込むタイプ
・24金加工された気球形の青いリボン付き
・そしてクリップ?タイプのパープル

いろんな種類があり、迷いながら選ぶのが楽しかったですemoticon-0171-star.gif

だんたん気持ちが盛り上がってきて

ブックカバーもしおりに合わせて、コーディネートしてみました。

ブックカバーは素材集をプリントアウトしたものです。

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中身はコレ↓ 旅行記大好きです☆読むときは妄想トリップ中。

ヨーロッパ鉄道旅ってクセになる! 国境を陸路で越えて10カ国 (幻冬舎文庫)

吉田 友和 / 幻冬舎


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中身はコレ↓ついついハマる北欧ミステリ。スッと小説の中に入り込めて、止まらなくなります。

踊る骸 エリカ&パトリック事件簿 (エリカ&パトリック事件簿) (集英社文庫)

カミラ・レックバリ / 集英社


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中身はコレ↓初めての作者。基本的に小説は歴史ものか海外小説ばかりです、最近。

時のみぞ知る(上): クリフトン年代記 第1部 (新潮文庫)

ジェフリー アーチャー / 新潮社



ちょっと本をおめかししたので

読む時、テンションあがります。

でもお風呂で読むときは、裸にしないと。





読んでいただき、ありがとうございます。
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by x7nanax | 2013-09-20 18:14 | 夫人の本棚 | Trackback | Comments(2)

フィデルマシリーズ『幼き子らよ、我がもとへ』

上下巻とも読み終え、活字中毒の私は次なる本へシフト。

(裁判劇シーンは3作中、一番これがおもしろかったです。
しかし、精神性の高い賢者と、森の野人みたいな人、
さらにはキリスト教初期<聖職者結婚OK>の修道士と
さまざまな価値観が混在していて、すごい世界です)



今、平行して3冊読んでおりますが、

図書館から借りてきて、

ちょっとずつ読んでいる教養?本がコレです。
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 ▲激安チェーン店・今日のテーブル

とんぼの本フランス ロマネスクを巡る旅

中村 好文 / 新潮社


とんぼの本は、

写真が多くて真面目過ぎず、気軽に読めるけど、

ちょっとマニアックなテーマを取り上げているので

好奇心を程よく満たしてくれて、お気に入りです。

パリで行った中世美術館で

中世美術に興味を持ち、

さらには、超絶面白い小説『大聖堂』を愛読していたこともあり、

大聖堂 (上) (SB文庫)

ケン・フォレット / ソフトバンク クリエイティブ

スコア:


教会建築には、ちょっと興味があったんですよね。

素朴で積み木を重ねたような立ち姿と

狙っているとしか思えない

「ちびまるこちゃん」の登場人物によく似た、彫刻や絵画など
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ロマネスク様式はなんだか人間臭くて、ゴシックよりも好みかもしれないと思い

その魅力を探ってみたいと思います。

著者が描いたイラストや

紀行っぽい文章、手紙っぽい文章などのカジュアルな文体に

たっぷり込められた著者(2名)の

偏愛的なロマネスク論もイキイキとして楽しげです。

自分にとって小説以外の本で面白い本は、

著者ならではの主観が入っていることなので。
(と偉そうに言ってみる☆)

読んでいただき、ありがとうございます。
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by x7nanax | 2013-09-17 19:04 | 夫人の本棚 | Trackback | Comments(4)

ヨーロッパの歴史小説と、
チェーン店のカフェが大好きです。

私にとって
スタバやドトールなどの
チェーン店カフェは第2の仕事場でもあり、
読書に浸る場でもあります。

本当は、おしゃれなカフェにも行きたいけれど、
一杯のコーヒー(厳密に言うとカフェラテ)で
数時間粘りたいので、
気兼ねなく、気配を消せる
チェーン店カフェはすごく居心地がよいです。

 余談でございますが、
 霧島昇とミスコロンビアの「一杯のコーヒーから」という
 曲はとっても素敵です

 

さてこれは昨日のテーブル。
ランチのパスタにカフェラテ。
そして、今月の一冊。
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これは今日のテーブル。
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読み始めた本はコレ。

幼き子らよ、我がもとへ〈上〉 (創元推理文庫)

ピーター トレメイン / 東京創元社



7世紀のアイルランドという、非常に縁遠い設定の話で、
弁護士でもあり(!)裁判官でもある(!!)美貌の(!!!)修道女「フィデルマ」が主人公の
サスペンスです。

このシリーズ、最近読み始めて、
これは3冊目。

サスペンスとしても楽しめるけど、
それ以上にすごく惹かれているのが
中世初期のアイルランド
驚くほど精神性が高く、
賢者の国というイメージ。
女性が弁護士で裁判官になれるということが
その社会を物語ってますよね。
 
フィデルマ「とにかく、あなたは私にへつらおうとはしなかった。
       これは多分、あなたの長所です。
       でも、私は、自分の能力を知っていますし、
       逆に欠点もよく承知しているつもりです。
       中には、人々が地位に対して払ってくれる尊敬を、
       自分に対する敬意だと錯覚する愚かしい人間もいますけれど。」


か、かっけー、フィデルマ氏。
ということで、
フィデルマという人物(フィクションですが、ありえるフィクションだそうです)を
生んだケルト文化・アイルランドに興味が出てきました。
(魔法とか妖精も好きなので)

行きたいところがまた増えたなあ……emoticon-0159-music.gif

しばらく、フィデルマ楽しむぞー
by x7nanax | 2013-09-04 22:50 | 夫人の本棚 | Trackback | Comments(0)

時間的にも金銭的にも環境的にも


そうちょくちょく旅にでられるものではありません(よね?)


でも、模擬旅行、妄想トリップはいくらでもやろうと思えば可能。


ガイドやナビ本もいいですが、


妄想が広がる、エッセイちっくな紀行本や旅行記が好きです。


知られざるイタリアへ―終わりなき旅路イタリア編

ロバート・ハリス / 東京書籍



  旅で出会った人との会話から見える人生模様
  観光地化されていない土地を気ままに散策し、空想に遊ぶ
  どこか夢物語を見ているような、旅のエッセイ


 
 南イタリアからトスカーナまで

 2週間かけてきままにドライブ旅行するロバート・ハリスさんと、写真家のHABUさん。

 巡る街は、

 映画好きの著者らしい「ニューシネマパラダイス」や「ゴットファザー」が

 撮影された場所や

 アルベロベッロやシエナ、フィレンツェなど以外は

 ほとんど聞いたこともないような小さなところ。

 でもそれぞれの街で必ず誰かと出会って、友達(ときに親友)になり、

 彼らとのディープな会話をし、倒れるほど飲んでご機嫌になったりする。

 観光地化されていない土地の、シックな街並みや美しい風景を堪能し、

 名物料理も楽しんで、ちょっと変わったホテルにも宿泊。


 
  「大事なのはファミリア」と語る宿の主人、

 目標を持って頑張る現地の日本人。

 自分と境遇の違う人との会話を通じて、人生を考える。


 また、名もない通りや朽ちた古城を散策し、

 過去や未来に思いを馳せ、

 理想像である「スナフキン」の姿を追い求める。 


  人生は旅、旅は人生

 という言葉はよく聞くが、

 観て、食べて、買って、飲んで、遊んでる間に

 誰もが、何かに思いを馳せ、どこかでちょっぴり人生を考えたりしてるような気がします。


 それが、とっても違和感なく表現されていて、

 読後はひとつの物語を読んだような印象でした。


 旅の内容もさりげなくて、かたひじはらずに、読めてよかった。


 いつしか、こんなディープな旅がしたいわ。



 
 

 
by x7nanax | 2009-05-20 01:25 | 夫人の本棚 | Trackback | Comments(0)