2012年 09月 19日 ( 1 )

【旅3日目】
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●ノートルダム大聖堂
●セントシャペル
●植物園
●モスケでお茶
●サンジュルピス教会
●ボンマルシェのグランドエピスリーでお買いもの
●夜のセーヌクルーズ


モスケを後にして、再びぐるり路線バスの旅。

バス路線図を取り出して、次なる目的地への経路をチェック。

(ああ、バス路線付きのパリMAPがほすい!)

目指すは、食の殿堂、ボンマルシェ・グランドエピスリーだ。

お菓子から、食材、お惣菜までいろいろそろうらしい。

今日の夜は、バトビュスの2日券を最大限利用するため、

セーヌ川のナイトクルーズを楽しむ予定。

そして、その前にお部屋でちょっとリッチなディナーを取ろうと考えていたので

ボンマルシェでお食事をゲットするのだ。


とりあえず、路線の詳細がわからないので、

なんとなく地図と路線を見比べて、ランドマーク的なものを探してそこに向かう。

目を付けたのは「サン・シュルピス教会」。
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巴里に来る前に観ていたDVD「ダヴィンチ・コード」でも重要なロケーションとして登場する。

映画では狂信者「シラス」(修道士姿)がこの周辺に闇夜に現れるシーンがあって、
とても現代とは思えないおどろおどろしい雰囲気だったが、

いざ着いてみると、ファッション系のお店が立ち並ぶ、ちょっとこじゃれた広場。

スケボーお兄ちゃんが、遺産級の噴水周りをぐるぐるすべっている。
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(こういう時に思う。パリって凄い。町に遺産級の建造物がごろごろある上に、脇役はってる。
ちなみに、この噴水はヴィスコンティ作とか。ヴィスコンティは映画監督しか知らないなあ)

まるお、すけぼー兄ちゃんに「かっこいい~」とほれぼれ。

最近、男子的な憧れを抱くようになっている。

その様子をちら見したお兄ちゃんが、意識しちゃったのか、ますます勢いよく、ぐるぐる回る。

こっちは目がまわる~。まるおは早々にお兄ちゃんに興味を失い、鳩と競争。


しばらく、その広場で一休みしながら、意外に壮大な教会の外観にちょっと尻込みしつつ、

せっかく来たから教会の中に入ってみようかと、ベンチにおろした思い腰を上げる。

相手は聖域。ちょっと気が引けるな。


入口に行くと、物乞いのおじいさんが絶望の表情でコップを差し出してきた。

ものすごい悲壮感に、まるおと一瞬あとずさり。

こういう時どうしたらよいか、東の涯から来た我々は知るすべなし……。

なんだか申し訳なくて、(すんません)と心で呟き、そそくさと中に入る。

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外観同様、中も想像以上に大きい。ノートルダムに次いでパリで二番目の大きさらしい。

目立ったステンドグラスもなく、アーチの開口部などを見て

ここってロマネスク様式?とか、乏しい知識で考えるが、調べると「新古典主義」というものらしい。

ファサードも、どこかギリシア建築っぽいな。

作り始めたのは17世紀とのことで、あの凱旋門を作ったシャルグランが修復したそう。

凱旋門も新古典主義なんだー。ほぉ。


教会としては割と新しめだけど、観光客も少ないせいか神聖な雰囲気に気持ちがピシッ引き締まる。

磔刑のキリスト像も、この陰影の中で、凄みがある。


我々は、入口付近からそっと見させてもらったが、

入口付近にはコンサートとかのビラが貼ってある掲示板みたいなのがあり、

日本の商魂たくましい、こぎれいなブライダルチャペルとは違って、

人の手垢みたいなものとほどよい重みを感じて、神聖ながらもどこかほっとする心地よさ。


一息ついたので、ボンマルシェに向かう。

巴里はどんな小さな通りにでも、名前がついているので、割とすぐたどり着けると思ったが、迷う迷う。

いつもは気を付けている地面の金網の上で、うっかり地図を見てしまう。

キターーーー!!地下からの突風攻撃、スカートひらりーーー!

ぎゃーーー

「まるお、後ろ抑えて~(泣)」まるお、必死に母のスカートを抑える。

やばい、サンジェルマンデプレ地区のおしゃれな通りで

ジャポネーズ34歳のでか尻がさらされてしまう。。。

なんとかまるおの必死のサポートで、マリリンモンローの映画みたいな

お色気シーンを全く色気なく演じることにならなくて、ホッ。まるお、頼りになる…(笑)。

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迷った末に、ボンマルシェの姿を遠目に見つけて、安心したので

そこへ行く前に本屋とメゾン・ド・ショコラに寄り道。
(本屋にはワンピースをはじめMANGAがズラリ!)

ボンマルシェでは、バター、マスタード、お菓子、バケット、お惣菜を購入。

再びバスでホテルに戻り、ディナータイム。

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鮭のグリルに、ポテトグラタン、ホタテのなんちゃら。

このホタテのなんちゃらが激ウマ!ワインとも合う~

まるおはお惣菜よりも、タラマ(たらこのペースト)を付けたバケットをむさぼり食べて、

いよいよ、クルーズへ!



昼とはまた違う夜の巴里。

ますます、タイムトリップ度アップ。
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夜警隊長ドニ・クルパンと、美貌の神学僧ミシェルが肩を並べ

事件の現場へ急ぐ姿が見えるような気がしてしまう。
 (この時読んでいた、佐藤賢一作『カルチェラタン』の登場人物。イチオシ!)


しかし近くにいる東欧系の若夫婦(子持ち)がものすごくイチャイチャ(死語?)していて、

左サイドを見るのがためらわれる。


ライトアップされたエッフェル様の足元にキラキラ輝くカルーセル。
(ここではなんだか回転木馬という方がお似合いな気がする)
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明かりがセーヌ川にも溶けるように、煌めいて、ファンタジー。

人が住んでいる世界には見えない。(隣にチュッチュカップルがいなければ……)


うっとりしていたら、「ホタルの光」みたいな終わりっぽい音楽が流れて

オールボワー(さよなら)な雰囲気に!

ここで降ろされるのか!?俺たちどうやって帰るの?

ビビりながらエッフェル様停で下車。

さあ、うっとりどころでない。

帰る手段を探すも、この付近にはバス停もメトロもなし。

時刻は22:30。日の長いこの時期の巴里も、とっくに漆黒の闇に覆われている。

やば!日本人母子、巴里で拉致事件……のテロップが頭をよぎる。

すると目の前にTAXI登場!かみさまあ!!

ぼんそわーと乗車。

乗って気づく。ホテルの住所とかわからず…(この時だけ、旅ノートを持ってきてなかった)

とっさに、ホテル近くの有名どころの橋、ポンヌフを思いだす。

「ポンヌフ しるぶぷれ」

タクシーのムッシュー「オテル?」おれ「ウィー!オテル」で夜のドライブがスタート。

ひーーーー!このタクシーってジェットコースターですか?

ディズニーシーの「フライングフィッシュのコースター」よりスリルあるんですけど!

ダイアナ妃が事故にあったトンネルを遠目に見つめながら、

せっかくのドライブなので、夜の街を眺めてみる。集中できないよ。

するとあっという間にポンヌフの左岸のふもとに。

スピード狂のムッシューはとっても感じのよい人で、「ここでOK?」と笑顔で合図してくれた。

はあ、すっげー怖かった。

ホテルのロビーでカフェラテを紙コップに注ぎ、

部屋でメゾン・ド・ショコラのエクレールと共に食し、

夜のスリルな冒険はこれにて一件落着。
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by x7nanax | 2012-09-19 13:29 | 12.5月子連れパリの旅 | Trackback | Comments(0)