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フィレンツェ旅行記7/ウフィッツィ美術館でそれは禁句!

2日目(12/23)その2】

056.gifこの日の予定は…056.gif
◆滞在するアパート周辺の案内をしてもらう
◆ウフィッツィ美術館
◆ 街の散策(ドゥオモなど)


普通ならば旅のハイライトともいうべき


ご存知ウフィッツィ美術館見学が


なんと実質観光1日目のしょっぱなに登場!

スーパーでの買い物満喫しすぎて

アパートを出たのは予約時間の10分前をすぎている!

ひーっ、いそげ!

我々の観光スポットへの出勤お散歩コースは贅沢にもヴェッキオ橋↓も通ります

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記念すべき最初の通過タイムなのに、

我々は競歩で行かねばならない!

この橋には宝石店ばかりズラリとならんでいるが、

なぜか赤子の頃から金目の物には目がないまるおが

ショーウインドウの前でいちいち立ち止まり、金額をチェックする……(汗

「こりゃ、いそげー」


で、

ウフィッツィ美術館といえば

フィレンツェの、そしてルネサンスの代名詞の一つと

いっても過言ではない場所(ですよね?)

ボッティチェリに、レオナルド・ダ・ヴィンチ、

ミケランジェロ、ラファエロ、カラヴァッジョ……

めくるめく天才作品のオンパレードですよ!

酔いそう。


しかし、我々には試練の場でもあるのです。

やはり小2くらいの子どもにとっては

よほど、美術好きな素敵ファミリーとか

生まれつきのセンスの持ち主とかじゃないと

退屈なものではなかろうか…

あれ、うちだけ?私だけ?


いかにまるおが、おかしな行動をせず、

美術館時間を辛抱してくれるか…

そんな戦いが私を待っているのだ……ゴーン

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ウフィッツィ美術館はかなり混み、

予約がよいとネットで見ていたので、

アパート予約の時に、美術館の予約もしていただきました☆

10:30ギリギリに到着し、

3番窓口へ。


ボンジョールノッ!

メモ帳に予約番号を書いて渡しまして

支払い(予約料かかりますよん)を済ませ、

いざ入場っ

(この日は予約なしの列、それほど混んでませんな)


さて、先ほどまるおの心配ばかりしておりましたが、

実は、もともと絵とか彫刻をみても

良し悪しがわからなかった自分……。

(ちなみに、実はここ、二度目なんです。NO記憶)


それが、

本だったりイタリア旅行や美術のブログだったり、

いろんな人の見方を知るうち、

それがマニアックでちょっとオタクな(すみません!)、

つまり愛にあふれた独特な見方であるほど

刺激を受け、興味がムクムクと湧いてきて、

美術観察がすごく楽しみになったのです。


例えばこんな↓

イタリア古寺巡礼 (岩波文庫)

和辻 哲郎 /岩波書店

イタリアから妻へ宛てた手紙を元にまとめられた本です。



敬愛する塩野七生先生は、知識でなく感性で向き合ってこそ

絵から伝わるものがあると書かれていたような気がするが、

絵に対する感性に自信のない自分には

やはりある程度、当時のことや絵の背景、キリスト教のこと、

こんな視点で見ると面白いよってことが

わかった方がよっぽと楽しめた気がします。

(先生、逆らってごめんなさい…。って、弟子でもなんでもないけど)



このルネサンスのアイコン的作品↓

ボッティチェリ

「ヴィーナス誕生」「プリマヴェーラ」

やはり、まずはこの2大作品を探し、吸い込まれるように

向かってしまうのです。

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▲絵画の画像はウィキペディアより拝借しました


ボッティチェリの絵、好きです。

顔が好みです!

女性と少年がかわいくて優美!

(なんかやわらかいイメージ)


そして、芸術新潮で読んだ次の文にグッときており、

ボッティチェリに対して、よりいっそう愛着が。

彼はまず何よりも、「フィレンツェの画家」であった。ヴィンチ村出身のレオナルドも、ウルビーノ人ラファエロも、フィレンツェで学んだとはいえ、長じて彼らが制作の拠点としたのはこの町ではなく、また彼らがフィレンツェに残した作品も必ずしも多くはない。対して生粋のフィレンツェっこであったボッティチェリは、ただ一度ローマに赴いて仕事をしたことを除けば、終生この町およびその近郊で活動し続けた

地元で頑張ったのね!



ところが、

私が感慨に浸ってるその横で

まるおが叫びました!


「あ、サイゼリア!」


私は思わず周囲を見渡し、日本人がいないか確認っ

は、はずかしい…


我が家近くのサイゼリアには、この絵のレプリカが飾ってあります。

サイゼリアは大好きですが、

この本物を前に、なんか気まずい気分(笑

おほほほほ…

ということで、


退散。


そそくさとお部屋を出て、

まるおはこんな感じ↓

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この贅沢空間でゴロンしてます057.gif

(天井の装飾とかじっくり見えそうで、ある意味羨ましい。)


実は、私ウフィッツィで大好きだったのが

この空間(回廊)です。

モノクロームの床、古びた木の質感、

なんと言っても「グロテスク模様」という天井がすばらしくて

ずっと見ていても飽きなくて、首が曲がりそうでした。


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▲HPより拝借です


絵画より、この雰囲気おほうが好きだったかも……



そして、周囲には同じような様子の各国の子どもたちの姿が…。(安心)

そういえば、塩野先生が向井理さんと共演した

『ルネッサンスとは何であったか』という番組で、

「うちの子が歩き始めたばかりの頃

公園じゃなく、ここでよく散歩させたのよ

みたいなことを言っていた。先生、さすがです。。。

よし、自分。我々の楽しみ方はさほど間違ってはいないようだ!!!

(え?)




さて、まるおの限界が来る前に、

カフェ&トイレタイム

美術館の中にあるバールのカウンターで

「ウンカッフェマキアートとコカコーラ」を購入しました。


わお、初めてのおつかい気分です。

無事、念願のものをいただきます!

カプチーノやカフェラテではなく

カッフェマキアートが飲みたかった!!

(エスプレッソにほんの少しミルクたらしたもの)

ただし、コカコーラ以外、ソフトドリンクの単語を勉強してこなかった……

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目の前にはテラス。なんと目の前に迫ったヴェッキオ宮

ドゥオモの頭が見える!絶景☆




あやうく、白いクロスがかけられたテーブルに

座ろうとしたら、

「ここは駄目よー、パブリックスペースに行ってね」と注意されますた。

そうだ、カウンターで立ち飲み料金と

テラスに座って飲む料金は違うのだった!

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テーブルに座らなくても、
ベンチがあるから、巨大ヴェッキオ見ながら
寛げます

サイッコー!!

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「よし、まるお、ママとヴェッキオの写真撮って☆」

うふふと、iphone渡しましたらば、

もう、ゲラゲラ笑いながら

しつこいくらいに私を連写!

笑顔を繕う自分→もういいよと話す自分

→カメラ取り返そうとする自分(アップ)→捕まえられず怒る自分

→諦めて、口開けてヴェッキオ見つめる自分。

その数、20枚ほど。

見たら、なんか夢さめた。ゲッソリー



長くなってしまったので

力尽きて、次回へ続く…075.gif

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