10月の旅する映画&動画/パッション

だいたい、話題作とか流行りものには
のらない(のれない)人間でして、
かなり話題になったらしい、この映画も知ってはいたものの観てませんでした。

とある動画を探して、YOUTUBEをウロウロしていたところ、
下記を見つけました。


http://www.youtube.com/watch?v=2y8ZnrNd7uE
(うまく貼り付けられてるかな…。↑上記がURLです)

映画の中のシーンに、
聞いたことのないAve MariaがBGMとして流れています。

『Ave Maria Olga Szyrowa』 

この曲は何かの映画の劇中歌らしいです。

慈愛に満ちた素晴らしい曲とは
相反するような壮絶な映像が流れます。

ある男が囚われ、拷問され、最後はむごい形で処刑されます。
それを、野次を飛ばす民衆の中に交じって、彼の母が見守ります。
取り乱すことなく、静かに涙を流しながら。
私は、つ、強いな…、直視できないような状況なのに。と
思っていました。
途中、息子が、傷つきまくり、弱った体で
自分が磔刑される十字架を背負い、歩きながら、
その重さに耐えきれず転んでしまいます。
すると彼女は、思わず息子のそばに駆け寄ります。
彼女の脳裏にあったのは、かつて、幼子だった息子が転んだ時のことでした。
その時と同じように彼女は、駆け寄り、息子を抱き寄せます。
この瞬間、……もう、大号泣です。嗚咽が止まりません。
5回6回と繰り返し見て、
何度も大泣き。お風呂に入って思い出して、また号泣しました。

どうやらこれはイエス・キリストの受難を
見届ける聖母マリアの様子のようでした。
調べたら、メルギブソンが監督した「パッション」という映画。
(映画の存在は知っていました)
どなたかが編集したものらしく。
曲と映像がぴたりと合っていて、
素晴らしかったです。
なんというか、痛々しくて、悲しいことなのに、
愛にあふれていて、悲しみや怒りを超えて
感動に包まれました。

映画そのものも気になって
すぐにDVDをレンタルしました。
イエス・キリストも聖母マリアも
人間を超越したような存在であるように思っておりましたが、
痛みも悲しみも願いも、間近に感じられて
キリスト教の教えと言うものはこういうものなのか…というのを
体感したような気持ちです。

パッション [DVD]

ジム・カヴィーゼル,モニカ・ベルッチ,マヤ・モルゲンステルン/東宝

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公開当時、映画を見た人があまりの
壮絶な内容に心臓麻痺で亡くなったり、
ローマ法王が「全て真実」というコメントを出したり、
ユダヤ系の団体から抗議があったり、
恋人を殺害した犯人が改心して自主したり、
さまざまな話題性があったそうです。
敬虔なカトリック信者である
メルギブソンが自身の私財を投入し、
凝りに凝って作り上げた映画。
セリフも描写も聖書に忠実に、
言葉も英語ではなく、
イエスが当時使っていた言葉で撮影されてます。

イエス役はジム・カヴィーセル。
私には彼はイエス・キリストそのものでした。
彼の中に降臨していたのではないかと思うほど。
CGで加工されていたそうですが
血だらけの晴れ上がった顔の中でひときわ印象的な
琥珀のような眼の色と、温かみのある声。
拷問の合間に母を見た彼の悲しい顔。
荒野で人々に愛を説く優しい顔。
映画を見てから、それが頭からずっと離れません。

とにかく感想がいっぱいありすぎて
まとまらないのですが、
いろんな感情の行き場を見つけたくて、
遠藤周作の「イエスの生涯」を読み始めました。
(遠藤周作もカトリック信者だそうですね)

イエスの生涯 (新潮文庫)

遠藤 周作/新潮社

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まだ読み始めですが、
イエスの教えは
戒律とか罰するとか、父的な神への信仰ではなく、
「やさしさ」「愛」を説くものだと
いったようなことが書かれていたのに非常に納得。
簡単に使われがちな言葉ですが、
この映画から感じた崇高なものの正体は
それかもしれないなと思いました。
(ただ、遠藤周作の見解は
異端的なものとして批判もあると
何かで読みました)







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by x7nanax | 2013-11-10 01:07 | 映画、アート、テレビ | Trackback | Comments(0)