スペイン子連れ旅行33/物悲しさとメロディのバルセロナ

5/7その3

これまでのお話(もくじ)

旧市街へ戻ると途中、
塔が見えました。
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大聖堂よりもこじんまり、
でも風格ある佇まいの
教会でした。
サンタ・マリア・ダル・マル教会です。

この教会は、『海のカテドラル』という小説に登場します。
海のカテドラル=この教会です。

この教会はちょっと変わった歴史を持っています。
wiki様のお言葉を拝借しちゃいますと…
ここで驚くべき事実がある。教会建設事業において、港湾関係者やリベラ地区住民といった教区民だけが建設資材の責任を負うと判断されたことである。同時期に建設されていたサンタ・エウラリア大聖堂がアラゴン王家や貴族、高位聖職者と深く結びついていたのとは対照的である。リベラ住民は積極的に建設事業に参加したと見られる。特にバスタイショ(ca)と呼ばれたリベラの荷受労働者たちは、ムンジュイックの王立採石場や、船でバルセロナの浜へ運ばれた巨大な石を、一人一人がその背で運んだのである。

つまり、ここは庶民によって造られた
庶民のための教会ということですよね。

そして、この建設時の物語が
『海のカテドラル』で描かれています。
中世を舞台にしたお話と聞くと
あまり歴史の好きでない方にとっては
敬遠したくなる小説かと思いますが、
これは、そんな方にもぜひおすすめしたい本です。

海のカテドラル 上 (RHブックス・プラス)

イルデフォンソ ファルコネス / 武田ランダムハウスジャパン

スコア:


中世はまだ社会の整備が整っておらず、
もちろん人々の価値観も今とは異なり、
庶民の命は現代と比べて、
まさに虫けらのごとくです。

そんな彼らが、さまざまな思いと祈りを胸に
歯を食いしばって巨石を運んで
積み上げた教会と思うと、
教会の肌に触れてみたくなります。
そして、なんだか涙がでてきます。

と言ってはみたものの、
ここに訪れた後に、この本を読みましたもので、
教会にちょっぴり飽きていた私は
ファサードをみただけで、満足してさっさとここを後にしてしまったのです。。。

も、もったいなー

やはり、歴史は知っておくべきです!!
その方が感動も数倍!

我々にとっては、
迫りくるような古びた建物の間の
小道をうねうね歩くことが
なんだか楽しかったのです。
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なんだろうなあ。
バルセロナって、この旧市街が特にそうなんだけど
なんか影があるような雰囲気なんだよなあ。
海があるし、空も青いのに。
私は、そういう暗さが好みでもあるんですが、
それでいうと、
『風の影』ですかね。(ネタがないので本に逃げる……)

風の影 (上) (集英社文庫)

カルロス・ルイス・サフォン / 集英社


不気味でアンニュイで物悲しい雰囲気を漂わせた
バルセロナの街が舞台の小説ですが
読後感は非常によいです。
(少年の成長物語)
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迷うことも楽しみつつ、
いったん、宿に戻ってシエスタを挟みます。
ここでも、伯爵は
白目剥き出し、爆音のいびきを轟かせ、
睡眠をむさぼっておりました。


再び、宿を抜け出して旧市街へ。
シエスタを楽しみすぎて、
目指したピカソ美術館は
長蛇の列で閉館も近いため諦めました。


夕方になると、
音楽の音が盛んに溢れ出しました。

このおじさんのクラシックのピアノ演奏がとてもすばらしくて
多くの人が彼を囲んで聴き入っています。
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このおじさんの前を
離れようとすると
ベビーカーに乗ったまるおが
もっと聞いていたいと
足をバタバタさせます。

ブラボー!

最後まで聴いて、
小銭を入れさせていただきました。
演奏が終わったら、じっと聴き入っていた
まるおに、おじさんがにっこり。
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最後の夜にすてきな思い出をありがとう、おじさん。

大聖堂の裏手の広場では
バンド演奏。
伯爵は気分良くなったらしく
CDを購入して、彼らとしばしたどたどしい英語で
会話をしてました(笑)
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コロンブスが女王に謁見したという
広場でしばしのんびり。
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この後は、お土産屋に参りまして、
エスパドリーユの靴とか
スノードームとか
変なキーホルダーとか購入。

その間にベビーカーに乗っていた
まるおの靴が片方脱げて
なくなっておりました(汗
(このまま帰国・笑)

ということで、気づけば日が落ちています。
旧市街の不気味さは
さらに色濃いものとなり、
なんだか我々、非常に怖くなっておりました。

そんな中、
夜ご飯を食べるバルを探しウロウロ。
昼間も若干アンニュイだったけど、
夜の小道には、
地べたに座った怪しげな人々(に見えただけかもしれないけど
お薬やってらっしゃいますか?みたいな人)がいて
まるで、ディズニーランドのぷーさんのハニーハントの
悪夢の世界みたいに
我々に迫ってくるので、

超速で広い通りを目指します。

よさそうなところはみーんな満席だし、
ホテル前の広場は
お値段高いのに、イマイチそうだし、
結果、
先ほどのイマイチそうなところの
数倍もイマイチなお店で最後の晩餐となりました。
(なんというか、変な意味で現代的で
バルというよりもファミレス)

あああ。
子連れ旅。に限らず
やはりある程度
旅慣れない人間は
自分のおいしいセンサーなんて信じず、
事前に調べていくべきだと反省しましたよ!


悲劇?は続くもので、
翌日の帰りの飛行機の中。
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私は上から下から
リバースッ!
しばらくお手洗いにおこもりしたものの

なんと座席でも耐えられずにはいてしまい、
思わず差し出された
伯爵の手のひらが
それ、を受け止めてくれたのです。

ちなみに、まるおは
もだえる母を前に
2歳児ながら、非常にお利口でした。
往きの機内とは別人で。
眉間にしわを寄せて
リバースママをじっと見守ってます。

この体調不良の原因は
あの浜辺で食べた生の貝!
私だけだったので、
体調の影響もあるのかもしれませんが、
ノロウィルスに感染と
成田の救護室で判明。

その瞬間、
先ほど、私の●●を受け止めてくれた
優しき伯爵が、一言。

「やばいじゃん!
俺にうつってないよね!?
「うつってたらどうしよ」
ブツブツブツブツ

や、やはりそう来ましたか!

ということで、飛行機降りてもしばらく
上下フル稼働だった私。
成田のホテルで急きょ
休憩タイムを取りまして、

しばし休んだところ、
スパッと治りました。
帰宅の前に、伯爵ご実家に寄り、
たんまりと日本食をいただき(!?)
旅は終了となったのでございます。


読んでいただきありがとうございます058.gif
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Commented by sari at 2013-10-10 10:56 x
分かるー。バルセロナの街って海辺で明るいはずなのに
路地の影がすごく濃いよね。
一人で歩いていると、ちょっと不安なようなそれが楽しいような。
「風の影」すごく好きだった。
「海のカテドラル」気になるのでチェックしてみる!(*^ ^*)
Commented by x7nanax at 2013-10-10 11:22
sariちゃん☆
コメントありがとう^^
バルセロナ、コントラストがはっきりしてるよね!
sariちゃん、すてきなバルとか行ってそー
海のカテドラル、
だいぶ前に読んだけど
面白かったハズ!(もし面白くなかったらごめん^^;)
風の影、心にしみいる小説だよね。
(sariちゃんに教えてもらって読んだんだ、私!
ありがとう)
by x7nanax | 2013-10-09 23:27 | 08.4~5月子連れスペインの旅 | Trackback | Comments(2)